人生何があるかわかりませんねw
書いていきますね
すぺっく
俺=30すぎの普通のおっさん
女=28見た目普通なんだが、
昭和かよって突っ込みたくなるぐらい
三歩下がった女性って言えばわかるかな?
12月の雪がふってた夕方でした
友達との待ち合わせで
駅のホームのベンチに座っていたのが
彼女との始めての出会いでした
女「寒いですねー」
俺「・・・・」
女「私、耳痛くなるから冬嫌いw」
俺(何だこの女は・・・知らない人だよな)
俺「す、すいませ、前に会った事がありましたっけ?」
俺「は、はあ・・・・(なんだか痛い子なのかな)」
女「何だか寂しそうだったので話しかけたんですよw」
俺(これは・・・壷か?・・・宝石か?・・・宗教か?)
俺「はあ、そうなんですか。寒いのが苦手なのでそう見えたのかも?」
女「ですよね、寒いと嫌になりますよねw」
女「これから何処か行くのですか?」
俺「んー友達とここで待ち合わせしてるのよ」
女「そうなんだ!友達来るまで話し相手になってもらえますか?」
俺(釣り針デカスギwwwww)
俺「いいですよ、友達くるまでなら」
女「ありがとうございます」
彼女との会話をすることに
寒いので自販機で缶コーヒーを買い
彼女とのおしゃべり再開
俺「ああ、俺と言います」
女「俺さんありがとうございます」
俺「いえ、気にせず冷える前に飲んでください」
俺「で寂しい男に声をかけてどうするno?」
「面白トークをきたいしてますyo!」
ラッパー風に言ったら彼女が顔が引きつっていた
俺は調子にのって
俺「今度ラップに挑戦しようと思い練習中なんですよw」
「女さんの意見が聞きたいyo!」
女「ごめんなさいよくわからないので・・・」
俺「ああ、そうですかそれは残念w」
「じゃかわりに何か面白い話をしてくれyo!」
肩をプルプルと震わせていた
女「ごめんなさい、用事を思い出したのでこれで・・・」
俺「えーまだ時間あるのに残念だな・・・・」
結局なんの勧誘かわからないまま
彼女が足早にそのばから去っていきました
え、オワーリ?!
その話をすると友達のツボにはまったらしく
1週間友達がラップ調に話してきてすごくうざかったですwwww
その後1ヶ月間は何もなかったんですが・・・突然!
電車に乗ろうとすると向かいのホームから
「おーい、おーい」
と叫びながら手を振ってる女性が
よく見ると彼女でした!!!
俺はこれは俺にしてるのか?と思い
自分で自分を指さし
ん?って顔をしました
すると彼女がコクコクと頷きました
また、彼女をからかうつもりで
彼女の所に行きました
すると彼女がいきなり
女「あれから勉強したんですよ、
リリック?イン?とか難しいですねw」
彼女が満面の笑みを輝かせている
彼女スゲ
女「はい、ラップが魂の叫びとはしりませんでした」
俺「はあ、そうなんだ、知らなかったな・・・(引き笑い)」
俺は楽しそうにラップをあれこれ語る
彼女が可愛そうになり
なんだか心が痛くなり
俺「ごめん、ラップ初心者なんで詳しくないんだ
そんなにハマッテルわけじゃなくてちょっと興味があるくらいかな」
はよ
期待
書きためてないので
遅いと思う
パンツをしっかり肩まで穿いて待っててくれw
おk了解
これでいい?肩痛いよ?
とりあえず遅くても大丈夫
俺「なんだか、ごめんね勉強大変でした?w」
女「いえ、それほどでも」
俺「・・・・」
女「・・・・」
多分1分ぐらいの沈黙が訪れ
我慢できなくなり
俺「なんか、迷惑かけたしおごるんで
温かいものが飲めるお店でもいきませんか?
いつの間にか彼女をお茶に誘う展開に
2人で笑いながら
近くの喫茶店に入り向かい合わせに座り
お互い温かい飲み物を頼み
ズーズーハーと音を立てて飲み始めたのはいいが
さっきの笑いの勢いはなく無言で飲む二人
俺「はい、なんですか?」
女「わ、私の勘違いならごめんなさい
気を悪くされたらあやまりますので」
女「えっっつとですね(モジモジ
私騙されたんですかね?」
俺は彼女の答えにむせて鼻からコヒーが噴出した
俺「ごふぉぶううううぼおお」
平謝りしてくる彼女
俺「あ、だ大丈夫だから、大丈夫だから」
「悪いけどお絞り貰ってくれると助かるかな」
女「はい、すぐに貰ってきますね」
鼻よりも周りの客が爆笑してるのが痛かったwww
その後お店の人に謝りながら掃除して一息つき
女「大丈夫です、鼻こそ大丈夫ですか?」
俺「うんもう平気かな、でさっきの話なんですが・・・」
女「えっとですね、私が勝手に勘違いしたみたいですよね?
騙したのは言い過ぎましたね、ラップのこと」
俺は彼女がいい人なのではと思い始めていたので
正直に話すことを決意したのです
初めて会った時に何かの勧誘かと思って
女さんをラップで退治しようかなっと思い
ラップで喋ってました」
女「ああ、なるほど
急に声かけられるとそう思いますよねw
私こそごめんなさい」
俺「・・・」
女「・・・」
俺「で、なんかの勧誘なのかな?」
女「いえ・・・・(モジモジ
思い切って声をかけて見ました・・・」
彼女の顔がみるみる赤くなり俯いた
これって告白されてるっと気がつくまで数分掛かりました
俺「ごめん、今すぐは返事出来ないけど
お友達からお願いします」
女「いいいんんnでしゅかあああ」
彼女は思い切り噛んでいたw
それから彼女と連絡先を交換し友達としてスタートしました
それからなんだかんだあって交際がスタート
交際して半年後向こうの両親から呼び出しが
女「ごめんね、家の両親がどうしても会わせろとうるさいの」
女「悪いけど一回でいいから会ってくれる?」
俺は全然結婚する気は無かったが両親に呼び出されることにより
結婚の二文字がチラホラ
覚悟を決めて両親に会うことにしました
おっさん=波平=彼女の父親
半分彼女の家じゃなくてよかったと思いながら
緊張の面持ちでご対面
俺「こんばんは、俺と言います
女さんとお付き合いをさせて貰ってます」
父「ラッパーと言うのはお前か・・・・」
真面目な顔で俺に質問してくる千葉真一似の父親
やばい、ふ噴出しそうだと思いながらも
何とかとどまる俺
かっこよすぎんだろww
俺は(やばい何か勘違いされてるぞ・・・)
(あの恐そうなお父さんに何て説明すれば・・・orz)
俺はものすごく焦っていた
あまりの緊張でお腹も痛くたって来た
ますますピンチになる俺
前門のサニー
肛門のゲリー
俺は究極の選択に迫られた!
前門のサニー
肛門のゲリー
これ言いたかっただけたろ
続けたまえ
俺「ごめんなさい、緊張しすぎて
トイレに行きたくなりました
席を少し外してもいいですか?」
父「・・・・言って来い」
俺「すぐに戻ってきます、失礼します!」
俺はトイレに逃げ込んだ
用を済ませ冷静になる俺
よし!ここで作戦会議だ!
女と母親は後れると連絡があり
千葉真一と二人きりでした
まず状況の整理をするべく
脳内会議を開くことに
俺B「私もパニックですが、誤解してる模様」
俺C「めっちゃ真一じゃねぇぇえwwwww」
俺A「これは女から正しく情報が伝わってないのか?」
俺B「それしかないですね、今回もそれで呼び出しを・・・」
俺C「クソしたら腹減ったな・・・・」
俺B「それが一番でしょうね、ここで間違えると大変なことに」
俺C「まーだー早く真ちゃんとご飯にしようよ~wwww」
俺A「うるせぇよ!」
俺B「だまれよ!」
俺C「・・・・」
会議の結果彼女が来るまでごまかし
彼女と一緒に誤解を解くことに
父が一言
父「でラップとかラッパーと言うのは
どんな事をするのかな?」
俺は痛恨の一撃を食らう
先に話しかけて誤魔化す作戦は泡となった
ぐいぐいと攻めるお父様
俺「は、はあ・・・」
多分長い沈黙が続いたと思う
俺C「女が来るまで持たないyo!」
「誰か俺を助けてyo!」
「女の父cahn! 千葉の真cahn!」
俺は何かが壊れかけていた
女「おまたせーごめんね」
女神の登場である
俺は少し冷静さを戻し我にかえった
よく見ると母親も一緒らしい
女「おまたせーごめんね」
女神の登場である
俺は少し冷静さを戻し我にかえった
よく見ると母親も一緒らしい
女さんとお付き合いをさせて貰ってます」
母「ご丁寧にどうも、女の母と言います」
とても優しそうでいい人でした
さらに落ち着きこの現状に気が付いた
[ラッパーvs千葉真一]
どう考えても勝ち目が無い・・・
[ラッパー&女&母vs千葉真一]
俺は絶望した
何度考えても勝ち目は無い・・・
せ、せめて引き分けに・・・
向かいに座るお父様の視線が痛いです
でもお父様の追及から逃れて少しほっとしてる俺
ワインがきて乾杯することに
「かんぱ~い」とグラスが鳴り響く
だが俺がグラスをぶつけようとすると
お父様に拒否されたorz
グビグビとワインを飲み干すお父様
次の瞬間
と机に手を突いて立ち上がり
父「女、ちょっとこい」
女「ん?なぁーに?」
父「いいからちょっと席を外せ」
女「はーい」
おいいいいいいいい
ここここえええええよよおおおおお
俺は死を覚悟した
母が話しかけてきた
母「俺君、ワインのおかわりどう?」
俺「はい、頂きます」
母「あの人(父)は見た目はあれだけど
優しい人だから安心して」
安心できませんお母様・・・・
お母様となんだかんだと話してると
ものすごく恐い顔をした父と娘が帰ってきました
おい、何があったんだよ・・・
せっかくお母様とは仲良くなれたのに・・・・
女「俺君、お父さんと何を話したの!」
いつも優しい彼女が怒ってる
俺「いや、挨拶してとくに話は」
女「じゃあ、お父さんが何故怒ってるのよ!」
そんなこと言われたって知りませんよorz
父「・・・・・」
お父様も睨んでるよ
俺はこの状況に耐えれなくなり
下を向いて言葉が出なかった
どうしよう、どうしようと考える俺
いきなりお父様が笑い出した
父「いいいいいいっっひひぃひひひい」
母「もう、またそんな事して」
彼女が笑いながら
女「ご、ごめんね俺君
お父さんイタズラ好きだら」
父「いやー何度やっても面白いのう
わはははは」
その時はその後の記憶は曖昧だが
後日に聞いた話では
どうやら娘がラップがきっかけで付き合いだした
と言ったのが面白かったらしく
ラッパー何か許しません!っていうキャラできたらしい
彼女の元彼もお父様にからかわれた経験があるらしく
どうやらこの家族には恒例の行事となってたらしい
彼女や両親とも仲良くてとても幸せでした
夏の日彼女とデートの約束してたある日
彼女と駅で待ち合わせをし
女「今日はどこいく?」
俺「暑いし、涼しいところがいいかなw」
そんな話をしながら歩道を並んで歩いていると
ちょうど俺達とすれ違う瞬間に
女「嫌ああああああああああ」
うるさいセミも泣き止むほどの悲鳴がした
彼女と俺の服から酸っぱい臭いがしてきた
どうやらそれで彼女が叫んでる模様
俺が彼女に大丈夫?と声をかけようとした瞬間
彼女が何故かヒールを脱ぎだし
女「ふざけるなよおおおお」
彼女が鬼の形相でホームレスを殴りなじめた
俺はポルナレフ状態でした
今まで優しくておしとやかな彼女
怒っても「だめだぞ、こらw」って感じでしたし
だが目の前にいるのはまさしく鬼
女「きぃいいいいいい」
「死ねぇええええええ」
「死ねぇええええええ」
「死ねぇええええええ」
「死ねぇええええええ」
鞄からハンカチをだし俺の服を拭き出した
女「俺君、大丈夫?」
いつもの彼女だ
いつの間にか鬼は居なくなっていた
女「あーあ、汚れちゃったね」
まるで何事も無かった用に話す彼女
おじさんが倒れて苦しんでます
いくら服を汚されたからといえ
どう見てもやりすぎです
俺はおじさんが心配になり声をかけた
俺「大丈夫ですか?」
「怪我はありませんか?」
おじさん「ごめんな、ワシが吐いたばかりに・・・
どうお詫びをすればいいか・・・」
俺「いえ、こちらこそ殴ってすみません」
女「俺君、そんなのいいから行こうよ」
あまりにも怒りすぎて逆に冷静になってました
俺「おじさん運ぶから手をかせ」
女「それよりも早く洗わないと落ちなくなるよ」
俺「お前嫌な奴だな
二度と俺に近づくな終わりにしよう」
女「えっ?何でそうなるの?
終わりって、どういう事?」
俺「別れよう」
その後彼女はその場に座り込み
わんわんと泣き叫んでました
かっこえ~~
おじさんの治療もしなくちゃと
おじさんをおんぶして道路沿いに行き
手をあげてタクシーを止めようとしたが
何台かタクシーも止まろうとするが
後ろのホームレスを見ると
そのまま過ぎ去っていきます
一台の個人タクシーが止まってくれました
運転手「どうしたんだ?
ホームレスなんか背負って」
俺「体調が悪そうなのと殴られたので傷とかあるかと
病院までいいですか?」
運転手「死にそうなのか?」
俺「いえ、死なないとは思いますが」
運転手「じゃ病院はやめとけ
お前さんはその人が高額な医療費が払えるとおもうか?」
運転手「どうしてもお前さんが心配なら
どこかで休ませてやればいい
それで様子を見るんだな」
俺は何も考えてなかった自分が恥ずかしかった
運転手「ああ、いいぞどこまでだい?」
俺「俺の家までお願いします」
そうしておじさんを家に運び様子を見ることに
タクシーの運転手が帰りに
運転手「またあの人乗せるなら電話しな
普通のタクシーじゃ断られるからな」
そう言うと名刺を置いて帰っていきました
高熱をだしてうなされていた
何の病気かもわからないし
おじさんも意識が無いし
どうしようか悩みました
とりあえず氷枕を作り様子を見ることに
酸っぱい臭いで目が覚め
夕方になっていました
おじさんに変化はなく
俺は風呂に入り着替えることに
風呂から出ると
おじさんが目を覚ましていました
おじさん「ここは?」
俺「俺の家ですよ、意識が朦朧としてたし
取り合えずここで休んでもらってました」
おじさん「ああ、ごめんな
すぐに出て行くから
布団も汚してすまない・・・」
俺「取り合えず、元気になるまで
ここに居て下さいお願いします」
俺は何故か土下座をしてお願いしていた
おじさんがビックリして
「わかったから、わかったから
もう顔をあげてください」
と言った後泣き出した
俺も一緒になって泣いていた
どうやら風邪を引いて
寝床があまりにも暑くて
涼しい所に移動しようとしてた時に
俺達と出会ったらしい
暑さと風邪でやられたようでした
その後市販の風邪薬と卵酒で
おじさんはみるみる回復し
おじさんが家に来て
三日後には完治しました
お風呂を勧めたんだが
何だかんだと断ってくる
どうやらあげると言う事が
だめらしい
なかなか難しいな・・・
おじさんにワザと聞こえるように
俺「やっべーこの服俺にはきついし捨てるかな
よし、すてるぞー」
どう聞いても演技なのはバレバレです
そして玄関にゴミ袋を投げ
リビングに戻り様子を見ることに
おじさん「お、こんなところにゴミが
勿体無いなーまだ着れるじゃないか
よし、今日からおじさん家の子だな」
おじさんも演技は下手糞でしたw
その後服を拾ったと喜んで戻ってき
おじさん「いやー服拾ったよw
着替えたいしお風呂借りていいかな?w」
俺「本当ですか!そりゃすごい
どうぞ、どうぞお風呂使ってくださいw」
何だかおじさんとの距離が一歩近づいた気がして嬉しかった
いつの間にか3時間が経過している・・・
病み上がりだしまさか倒れてるっ!
と思い風呂場にもうダッシュすると
おじさん「ま~つりだ!祭りだ!祭りだ!」
ご機嫌なおじさんが熱唱してました
俺の心配を返してくれよw
毛がぬれて小さく見えるけど
毛の長いホームレスがお風呂に入ると
ベタベタ→フワフワとなり大きくなります
その後1時間延長がありおじさんが出てきました
おじさん「お風呂ありがとうね」
俺「あれ、どちら様でしたっけ?」
おじさんの変身振りに思わずそう言ってしまった
おじさん「いや~やっぱお風呂最高だね」
俺の発言は無かったことにされ
色んな会話をした
新聞を読みたいと言うので
渡すとリビングで食い入るように見始めた
俺はお腹が空いたので
キッチンでご飯を作ることに
俺「やっべーご飯炊きすぎたよ
おかずも作りすぎだな
もったいないなー・・・」
俺「おじさんご飯作りすぎたんだけど
農家の人に怒られるから助けてください」
おじさん「それならしかたない、頂くよ」
また少し近づけたかな
「死ねぇぇ」から釣り臭さしかしない
鬼の様に電話とメールがありましたし
家にも来てましたが全部無視してましたね
お昼と買い物に行くので
続きは夕方からになります
では、行ってくるyo!
快気祝いを開こうと思ったが
2人きりは寂しいので
ある人を呼ぶことに
俺「もしもし、俺ですがこの前はどうもです」
運転手「おう、兄ちゃん元気か」
俺「おじさんが元気になりました」
運転手「そうかしぶといな、がははは」
俺「それで快気祝いをしようと
思ってるんですが今日どうですか?」
運転手「今日は客も少ないし
ここまでにするかな
この前の所でいいのか?」
俺「はい、入り口で待ってますので
お願いします」
運転手おすすめのから揚げや
焼き鳥などを買い込み家に到着
運転手を中に招き入れると
リビングにいたおじさんを見て
運転手「ありゃ誰だ?」
俺「ですよねーw」
運転手「まあ、いいか、がははは
おっちゃん元気になってよかったな」
笑いながらバシバシと叩いてる
おじさん「はあ、どちら様ですか?」
俺はおじさんにあの日のことを話した
おじさん「ご迷惑をかけました、有難う御座います」
運転手「気にするな、俺は仕事をしただけだ」
その後おっさん3人で盛り上がり楽しいひと時でした
ある日仕事から帰ると
おじさんの姿はなく
リビングのテーブルの上に広告が
その裏には
おじさん「お世話になりました
このご恩は必ず返します
必ず、必ず返します」
おじさんと出会って約3週間が過ぎていた
悲しいとか寂しいとかはなく
こんなもんかなと思いつついつもの生活に戻りました
彼女から電話やメールなどあったが
無視してたら1ヶ月ぐらいで
連絡が無くなりました
深夜1時にピーンポン、ピーンポン
チャイムがなりました
眠かったので無視をしていると
しつこく鳴らしてきます
うるさいと怒鳴ろうと
モニターを覗くと
見たことがある服を着た男が
おじさんでした
俺「元気そうですね、良かった」
おじさん「色々とお世話になりました
お礼を持ってきました」
そう言うとコンビニの袋を取り出しました
受け取り中身を見ると
クシャクシャに丸まった千円札が3枚と
色んな小銭が沢山入ってました
またお金が出来たら持ってきます」
俺は別にお金が欲しくて助けたのでもなく
親切で助けたのでもなかった
ただ自分の為に助けただけだった
彼女とは同じにはなりたくない一身で
俺「このお金は受け取れません」
おじさん「じゃここに捨てていくから
掃除しといてください」
立ち去ろうとするおじさんを引きとめ
おじさんに意地悪をした
手元から無くなる御礼はいりません
それでもしたいなら受け取ります」
俺はこれでおじさんが
諦めると思っいお金を返した
おじさん「そうか・・・」
おじさんはお金を受け取りそのまま帰りました
またおじさんが家を訪れましたが
なにやら様子が変でした
ヨレヨレだがスーツを着
髪も短くて別人になってました
家にあがるとおじさんは
なんだが嬉しそうにし
ニコニコしている
取り合えずお茶を出し
話を聞いてみることに
スーツに合いますね」
おじさん「明日の夜20時ってあいてますか?」
俺「あいてますよ」
おじさん「じゃここに」
とホテルのパンフレットを手渡してきた
俺「わかりました明日伺います」
おじさん「よかった、明日はよろしくお願いします」
そう言って帰っていきました
ホテルのラウンジに行くと
昨日と同じ格好をしたおじさんと
見たことが無いスーツの男がいました
おじさん「こっち、こっち」
手を振られ少し恥ずかしくなりながら
近づくとおじさんに男を紹介されました
おじさん「こちら○○会社の男さんです
で、今日来て貰ったのが俺君です」
俺「俺です、初めまして」
男「男ですよろしく」
男がどれだけ凄いかを説明し始めた
男も「大げさですよ」と言いながら
会話がどんどん進んでいた
俺「あのー、俺は何で呼ばれたんですかね?」
おじさん「ごめん、ごめん
俺君にお礼がしたくてここに呼んだのだよ」
詳しく話を聞くと
どうしてもお礼がしたくて
俺に友達を紹介してくれるようだ
「友達なら紹介しても減らないだろ」
ドヤッて顔のおじさんが可愛かった
友達って人を沢山紹介されました
話は変わり彼女と別れて1年が過ぎ
彼女のことをすっかり忘れていたころに
事件は起きました
仕事が終わり夜道を歩いて帰っていると
後ろからいきなり左腕を捕まれました
話があるから付き合え」
残尿ではない何かがジョロッと出
結局逃げれるわけでもなく
言われるままに近くの喫茶店に
連行されました
腕を組まれたまま店内に
そのまま隣同士で席につき
どうみてもホモカップルでした
千葉真一がコーヒを2個頼み
話は本題に
千葉の腕に力が入る
俺「はい、約1年前に別れを告げました」
千葉「で?」
俺「それからは何もないですね」
千葉「他に言うことはないのか?」
俺「娘さんと別れました、ごめんなさい」
千葉「わかった・・・ケジメをつけろ
娘と婚約してただろ」
俺はすっかり忘れていた
婚約していたことを
俺「貯金が100万しかありません
それで勘弁してください」
千葉「いいだろう」
とあっさり引き下がったのが恐かったです
後日向こうの銀行に振込み
その後は特に何もありませんでした
おじさんは携帯など持ってないので
連絡を取るのがおじさんの
お宅訪問しかなかった
俺は面倒になっていて
ある日
おじさんに冗談ぽく言ったんだ
俺「連絡取るのが大変なので
一緒にすみませんか?」
おじさん「そうか、考えておく」
その後おじさんが家に住むことになりました
考えておくは連絡方法かと
思っていたら住むほうでしたw
ヨレヨレのスーツを着
朝出かけて行き
夕方には帰ってくる
サラリーマンみたいな
生活をしていました
外で何をしているかは
気になりましたが
おじさんに聞くこともなく
気が付けばおじさんと同居して
2年の月日が流れていました
相変わらず友達を紹介されました
おじさんの姿はありませんでした
毎日夜にはいたのですが
何日も何日もおじさんは帰ってきませんでした
今回は手紙もないのかよと少し寂しかったです
1ヶ月が過ぎ
そのうちヒョコット
戻ってくるだろうと
思っていた矢先
おじさんの友達から連絡があり
その人の家で
おじさんが死んだとの知らせでした
その人が喪主となり葬儀をあげるとのこと
日時と場所を聞いておじさんとお別れしに行きました
大勢の人がいました
よく見ると
おじさんに紹介された人ばかりでした
喪主に挨拶し香典を渡すと呼び止められました
受付の後ろに呼ばれ喪主から
おじさんの話をされました
どうやら俺と暮らしながらも
ホームレス生活を続けていて
俺の家を出て行ってからは
体調がすぐれなかったようで
喪主の人が看病したがダメだったらしく
そのまま死んだらしいです
死ぬ何日か前に俺をよろしくと
遺書を預けられたと言われ渡されました
葬儀が終わり火葬場で
骨になるおじさん
骨壷に収まり
ものすごく小さくなりました
あまり実感もわかないまま
おじさんのお葬式は終わりました
読むことにしました
どうやらおじさんは
昔人にだまされて
ホームレスになったこと
それ以来人が信用できなかったと
だけど俺と出会い
少しは人が信じれるようなり
昔の友人などと連絡をとったみたいで
それを俺に紹介していたみたいでした
おじさんの骨をお墓に納骨するとのこと
当日喪主さんの運転する車で
墓地に向かい
お坊さんにお経をあげてもらい
無事納骨も終わりました
その日の夜
喪主の人の家に呼ばれ食事を頂くことに
>>242
当時が30歳で
この出来事があったのが
十数年前です
話があると自分の部屋に俺を呼び
おじさんがどんな人だったかを
俺に教えてくれました
おじさんの両親が死んでいて
親戚もいないこと
根が真面目でとてもすばらしかったこと
おじさんが働いていた会社で
社長に気に入られて
一人娘の社長の家に
婿養子にはいったこと
社長も婿養子が出来たので
安心したのか結婚して
すぐに死んだようです
その後を継ぎ社長になったおじさん
でもそれが面白くない
先代社長の奥さんの親戚が居て
おじさんに直接文句を言うのではなく
おじさんの奥さんをネチネチと攻撃
そのせいでおじさんの奥さんが倒れる
あなたはもう先が無いのとおどし
私達はあなたが死んでもおじさんを面倒見る
なのであなたの先代から貰った財産をよこせと
毎日攻められ奥さんはおかしくなり
遺書を書いて自殺し
その内容はすべての財産を親戚に渡すものでした
どうやらおじさんは社長として
忙しくしていて奥さんが倒れた当初は
お見舞いにいってたそうですが
会社を優先させ奥さんの変化に
気が付かなかったようです
奥さんを社長が殺したと
こんどは社長を精神的に追い込み始め
ボロボロになったおじさんは
その親戚に会社も財産も
すべてとられ丸裸になり
俺の知ってるホームレスの
おじさんになったらしいです
この喪主の人はそこで働いていて
おじさんにお世話になった社員でした
朝まで吐き気が止まりませんでした
あの話を聞いてからからずっと黒くて
もやもやしたものが晴れません
それを忘れるように仕事に打ち込みました
久しぶりに休みが取れ
納骨いらいのおじさんの墓参りに行くことに
俺「おじさん墓参りに来なくてごめんよ」
「最近仕事が忙しくて全然休みがなくて大変だよ」
「でもこれからは仕事も一段落したので毎月ぐらいならこれるよ」
「あれから彼女はいないけどw充実した毎日を過ごしています」
「それもおじさんのおかげです、有難う御座いました」
「じゃまた来ます、おじさんじゃあね」
「ああ、一番大事な報告を忘れてたな」
「おじさんの会社取り戻したよ」
おわり
たいした落ちも無いんだが
これでおわりです
期待してたならごめんさい
答えれる範囲でします
そもそも読んでいる人がいないかw
おじさんの会社は
その後親戚が役員になり経営
株式会社なので総会で追い出したって話です
なんでそこまでできたの?
おじさんはそんなにいい人だったの?
>>1は性欲薄い人?
別におじさんの為に
やったのではなく
自分のモヤモヤの原因を
晴らすためにやっただけです
性欲はありますよw
ただ女性恐怖症ぽいですねw
ご想像に任せます
今はなにやってんの?
おっさんの会社継いでるとか?
ごめん時系列はワザと
そうしました
私はおじさんの会社の
社長ではないですよ
仕事はおじさんとは全然違う小さな会社を経営してます
>>260
女性が恐くて独身ですw
>>262
詳しくはあれだけど
親戚がやり始めた当初は
親戚が大株主で半数以上
給料下げられたくなければ
株を買えと従業員に指示
それで気が付いたら
社員>役員って割合になったって
言えばわかるかな?
新株発行ならわかるが、そんな馬鹿のことする経営者あるだろか
社員に結託されたらいいなりじゃん
まぁ物語として読ませていただきました、お疲れ様でした
賢い経営者ばかりなら
景気や雇用や給料など
もう少しよくなってるかなっと
読んでくれてありがとう
自分が働いてないし
ばれたら迷惑かなっと
おもい端折りました
ごめんよ
ただ、一度くらいは話を聞いても良かったか、と
ホームレスにトラウマがあったのかもしれん
会社は>>1だけじゃなくグループで取り戻したんじゃないの?
葬儀にきてた社員たちと協力して株集めたと予想
社員の委任状を取り付けたのか?
>>285
半分正解
10年後の利益より
目先の利益を優先する人って
結構居ますよねー
知らないおっさんが危害を加えて来た、女性が恐怖を感じて防戦して、
すぐにその場から立ち去りたいと感じた、って別に普通じゃないの
あれか 1は例えば
電車で垢まみれのおばさんが膝にまたがってきてシッコ下痢便もらし始めたら
そのまま黙って介抱するのが普通って環境なの? とりあえずやめろ離れろって逃げて通報しないの?
恐怖はありだけど、最後に何事も無かったような感じがダメなんじゃないかな?
後で一度は会って話した方が良かったとは思うけど
>>288
そうですね
話し合うべきでしたね
一方的に捨てて酷い奴です
あれから彼女が出来ないのも
何かの因果かもしれません
四十代のおっさんです
さらばだyo!
スレタイに騙されてホイホイされてしまった人ってどれくらいいるんだかwww
自分もだけど
これは恥ずかしい
同棲じゃないな
同居だな
素で間違ってるな///
騙すつもりは無かったんだ・・・orz