そう言うと深川はパソコンを立ち上げて動画を再生した。スピーカーから男の喘ぐ声が聞こえてきた。
この声は…親父?
安田が深川に肛門を責められている。
お、親父だ…
「お前の親父、良いケツしてるだろ?」
「…」
「肛門にハリガタをズボズボ出し入れしたら女みたいによがってんの笑」
「…」
「親父が土下座するぜ」
「え?」
安田は土下座になった。
アナルからハリガタが抜けそうになっている。
お、親父のケツ…
あ、あんなぶっといのが挿入されてたのか…
動画はさらに続く。
安田は上ずった声で「臭くて下品な音の屁をしてすみませんでした」と謝罪した。
お、親父…
何やらされてんだよ…
情けない…
哀れすぎるだろう…
てかチンポは勃起しっぱなしだし…
動画を一時停止して深川は「お前の親父すげぇドMだろ?」と英人の耳元で囁くように言った。
「お前もこんなことされたか?」
「…」
「それか親父を虐めたいか?」
「…」
「ん?どうする?」
「…」
英人はパソコンの画面の中で全裸土下座する父親の姿を凝視している。
「え?どうする?」
「お、俺も、変態に…なり…たい」
「聞こえないなー」
「俺も変態になりたいです!」
「じゃぁ、親父と同じように土下座して俺に頼めよ」
英人は躊躇なくその場で土下座をした。
「親子ともどもマジで変態だな」
「よ、よろしくお願いします」
「よし、じゃぁ、プラグ挿入したままタンクトップとスパッツを着て親父の待つ部屋に戻ろうな」
「は、はい」