小5の夏休みのある日、俺の家に幼馴染の浩太(仮名)が遊びに来た時の事。
平日の昼間で両親は居ず、家には俺と浩太の二人きりだった。
しかし毎日の様に顔を合わせる相手という事もあり、その日はすっかりやる事もなくし、俺達は退屈を持て余している状況だった。
そんな中で、浩太が俺にある提案をしてきた。
「なぁ、どっちがでかいか比べてみない?」
「比べるって、何を?」
「チンポ」
「馬鹿じゃねぇの」
そんな浩太に、俺は呆れるばかりだった。
しかしそんな俺とは対照的に、浩太は大真面目の様子だった。
「いいじゃん、やろうぜ」
そう言うなり、浩太は俺の前で素早くズボンを引き下ろし、ペニスを曝け出してきた。
「勝手に進めんなってば!」
「何だよ、自信ないのか?そんなにお前のショボイんだ?」
挑発的に、浩太は言ってきた。
こうなると、何事も勝ち負けという事に対し妙にこだわる子供特有の気質を刺激され、その時の俺は後に引けなくなってしまった。
「んな事ねぇよ!」
ムキになり、俺もまた浩太の前でズボンを引き下ろしたのだった。
そして俺達はお互いフルチンになりながら、定規を使って自分達のペニスの長さや太さを比べ合った。
今から考えると、あまりに馬鹿馬鹿しい事ではあったのだが、その時の俺達としては大真面目だった。
そして結果的に、ミリ単位ながらも俺の方が浩太よりもでかいという事が判明した。
「ほら、俺の方がでかい」
勝ち誇る様に俺は言った。
「ほんのちょっとの差じゃん!」
「負け惜しみはやめろ。
俺の方が勝ったって事には変わりないだろが」
言い出した張本人であるだけに、浩太は負けた事が非常に悔しかったらしく、なおも諦める様子がなかった。
「勝負はまだだ!俺の最終形態、見せてやる」
そう言うや、浩太は眼を閉じて急に黙り込んだ。
最初、俺は浩太の行動が理解出来なかった。
しかししばらくすると、それまで力なく垂れ下がっていた浩太のペニスが、見る見る硬くなっていき、幹を直立させたのである。
「あっ、それはないだろ!」
「へへ、負け惜しみはなしなんだろ?」
すっかり勃起したペニスを誇らしげに見せ付けてきながら、浩太は言ってきた。
こうなると、俺も引き下がれなかった。
「だったら、俺も本気見せてやるよ」
俺もまた黙想し、おそらく浩太もそうしたのであろうエッチな事を色々と必死になって考えた。
するとしだいに股間は熱くなっていき、最終的に俺のペニスも勃起状態となった。
そして俺達は再び、お互いのペニスを比べ合った。
結果として、俺の二連勝だった。
「どうだ、原型で負けてんだから、いくら悪足掻きしても無駄なんだよ」
「ううっ・・・」
浩太は完敗に打ちのめされた。
しかし俺としても、そんな勝負に対する勝利をいつまでも味わっている事が出来なかった。
ちょうどその時、外から選挙カーによる演説が聞こえてきたのである。
『○○をよろしく、○○に是非とも投票を・・・』といった感じの野太いおっさんの声を耳にしながら、俺達は急に現実に引き戻される気分だった。
一転し、俺達は急にシラけてしまい、この上なく気まずい空気となってしまった。
「何してんだろ・・・俺達・・・」
「そっちが言い出したんだろが・・・」
すると浩太は、今だ勃起したままであった俺のペニスをジロジロと眺めてきた。
「なぁ、今の俺達ってすっげぇエロい状況だよな。
チンポをビンビンにさせて、それ見せ合ってんだぜ?」
そんな浩太の言葉に、俺は急に恥ずかしさで一杯になってしまった。
「変な事言うな!」
「いや、だからさ、ちょっとエロい事とかしてみない?」
「はぁ?」
「面白そうじゃん、やろうぜ」
浩太の瞳は再び輝き出していた。
最初は戸惑ってはいたものの、色々と性に対する関心が増し始めていた年頃でもあっただけに、そんな浩太からの提案に、俺も自然と好奇心がくすぐられるものがあった。
「やるって・・・どんな事を・・・?」
「ちょっと、触ってみてもいい?」
そう言いながら、俺のペニスを浩太は指し示してきた。
「ホントにちょっとだけだからな・・・」
渋々といった口調で応じながらも、俺はこれから始まろうとしている事に対し、期待と不安に激しく胸が高鳴ってきていたのだった。
そして浩太は、俺のペニスへと手を伸ばしてきた。
浩太の指先が触れるや、痺れが走るのに似た感覚を俺は覚えた。
そのまま浩太は、俺のペニスを指で撫でたり、睾丸を揉んだりといった事をしてきた。
「どんな感じ?」
「何か・・・変な感じ・・・」
俺としても、どうもその状況を上手く言葉で説明する事が出来なかった。
浩太に触られていると、ペニスや股間の奥がムズムズしてくるのだが、それはくすぐったさとはどうも違い、その時の俺にとって初めて経験する感覚だった。
そんな中で、俺のペニスは浩太からの刺激に反応し、何度も元気よく跳ねてきていた。
「すげぇ・・・」
いつしか浩太も、そんな俺の光景にすっかり圧倒されてしまっていた。
やがて浩太は、ペニスを握る様に掴んできた。
そして擦る様に何度か上下に手を動かしてきた時だった。
その刺激に、俺の股間は激しく疼いた。
そして同時に、何ともいえないもどかしい気持ちで一杯になってきたのである。
「な、なぁ・・・あのさ・・・」
「ん?」
「その・・・もっと、強く擦ってくれないか・・・」
自然と、俺はそう浩太に促していた。
「何で?」
「いや、何でって言われても・・・何となく・・・」
浩太から加えられる刺激に、俺の中でよく分からないながらも激しく強い衝動が込み上がってきていた。
「わ、分かった・・・」
いつしか浩太もまた、すっかりこの異様な空気に呑まれてしまったらしく、もはや茶化してくる事もなく、俺のペニスを黙々と扱き立ててきた。
それにともない俺の股間の中では、奥底から急速に何か熱いものが溢れ出してくる様な、そんな感覚が強くなってきた。
「やべっ・・・何か、出そう・・・!」
「え!?」
「いいから、そのまま続けて!」
俺は浩太へ、叫ぶ様に言っていた。
そんな俺の気迫に圧される様に、浩太は一心不乱にペニスを掴んだ手を上下に動かし続けた。
次の瞬間、俺はまさに頭の中が真っ白になる気分だった。
まだまだ発育の未熟な体だったためか、ペニスからはごく少量の精液が噴き出しただけではあったが、それでもいきなり出てきたその白い液体に、その時の俺達は大いに驚かされたのだった。
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