今思うと何がキッカケで始まったのか分からないが、中学一年の夏頃から、山田をリーダーとする4人のグループのイジメの標的にされるようになっていた。私物が壊されたり、罵声を浴びせられたり、唾を吐きかけられたり、プロレス技をかけられたりすることは日常茶飯事だった。
二年に進級すると、イジメグループの1人が親の都合で転校したのをきっかけにグループはバラバラになり、山田ひとりが俺をイジメるようになっていた。また、イジメの内容が暴力的なものから精神的にダメージを受けるものに変わり、俺の親友の広崎もそのターゲットにされるようになった。
あの日の放課後、学校の屋上へ呼び出された俺と広崎は、全裸になってじゃんけんをしろと命令された。そしてじゃんけんに負けたのは俺。
「川村の負けーw」
「…」
仁王立ちの広崎の前に俺は正座をさせられてチンポをしゃぶることを強要された。俺は泣きながら親友のチンポを口に咥えしゃぶり始めた。
「へへへ、広崎のチンポ、ガチガチじゃね~か!」
「ゥグゥ…ゥ…」
「川村、お前フェラうまいなwチンポしゃぶりまくってんじゃねーのwww」
「ゥ…ゥ…」
山田は俺のチンポをスニーカーで踏みつけながら、亀頭や金玉を靴先で刺激し始めた。
「おいおい、チンポ踏まれて勃起させんなやーw」
「ゥゥ…」
フェラチオするのを止められ、俺たち二人は手を後ろに組んで並んで立たされた。若さから二人ともギンギンに勃起している。
「川村、お前さ、友達のチンポをしゃぶりながら勃起させるって変態だな、え?」
「…」
「おら、言えよ!僕はチンポ好きの変態ホモですって!!」
「ぅ…」
「殴るぞ!!」
威嚇するようにこぶしを突き出す。
「ぼ、僕は…チンポ好きの変態…ホモです」
蚊が泣くような声で答えた俺。
「チンポ好きの変態ホモは、親友のチンポをしゃぶりたくて仕方ないだろ?」
「は…はい…」
「ウケるんだけどwだったらしゃぶらせてもらえよ!」
「は…はい」
「その前に、広崎様のおチンポ様をしゃぶらせていただきますって土下座して言えww」
「はい…」
俺は親友に土下座して「広崎様のおチンポ様をしゃぶらせていただきます」と涙声で言い、再びしゃぶり始めた。校庭から練習中の野球部員達の掛け声が聞こえてくる。
「お!広崎、お前さっきよりチンポがガチガチじゃんw」
「…」
「親友がしゃぶり好きの変態ホモで良かったな?」
「…」
「おい、返事は!」
「はい、良かったです…」
「何が良かったんだよ?」
「し、親友が、、、しゃぶり好きの変態ホモで…です」
「へへへ、お前ら二人とも最低だなwwwてか、お前イきそうなのか?」
「は、はい…」
「マジかよーwww」
「ヤバ…デル…デル…ァァ…ッ」
広崎は俺の口の中に射精した。
「親友の口の中で射精するってお前最低だなww」
「ゥ…」
「おい、川村、親友の精子は飲み干せ!吐き出したら殴るぞ!」
「…」
俺は命令通り一滴も溢すことなく飲み干した。
山田は俺達の惨めな姿を最後まで堪能し、満足した表情で帰って行った。
屋上に残された俺達。
広崎は俺の前で土下座した。
「川村、許してくれ!」
「お、おい、やめろよ!お前の責任じゃない!山田のせいだ!」
「いや、俺は断れたはずだ、それに…お、俺…射精まで…」
「いや…そ、それは…」
「俺もお前のチンポをしゃぶらせてくれ!そして俺はお前の精子を飲み干す!」
「な、なに言ってんだよ」
広崎は強引に俺のチンポを躊躇することなく口に含んだ。最初こそ遠慮がちに亀頭を口で転がすような感じだったが、少しづつ、大胆に舌を使い始め、口をすぼめて陰茎を刺激始めた。右手は金玉、そして左手は乳首を刺激する。
「ん…アァ…!や、やめ…川村…やめ…ろ…よ…ァ…ハァハァ…ンァ…」
俺は腰が砕け、その場に大の字で横になった。
広崎は四つん這いになって俺のチンポをしゃぶり続ける。
お、おい、ヤバい…
マジで出る…
出る…ァア…ハァ…広崎…ァア…イク!
ウァァッ!
俺は親友の口内で射精した。
そして広崎は精子をゴクリと飲み干した後、ユックリとチンポを口から離してこう言った。
「意外に精子ってまずくないなww」
「何言ってんだよ!」
「これで俺達は同等だ、中学を卒業するまでの辛抱だ、何があっても二人で乗り切るんだ!」
俺は力強く頷いた。
そんな俺を見て広崎は笑顔で言った。
「へへへ、お前のチンポデカいな」
いつもと変わらない広崎の表情を見て安心した俺は「な、なんだよ、ウッセェ!」とおどけて言いながら、全裸のまま広崎の首に手をまわして、頭をこずくふりをした。
「相当デカいぞ、お前のチンポ!てかお前まだビンビンじゃんw」
「お、お前だって!!」
「いいか、これは秘密だからな」
「分かってるよ」
「中学卒業まで1年半だ!なんとかなるさ!」
「おぉ!」
この日以来、山田は、俺たちに対して性的なイジメを繰り返すようになった。
オナニー、裸踊り、全裸土下座など、屈辱的なものばかりだったが、他のクラスメートの視線があるなかで使い走りさせられたり、殴られたり、唾を吐きかけられるよりは、山田ひとりの前で屈辱的な行為をさせられる方が何倍もマシに感じた。
屈辱的なイジメに耐えることができたのは、広崎と励まし合うことができたからだ。そして成績が落ちることなく、県内でトップクラスの進学校へ進学することが出来、今こうして俺は医者として、広崎は国家公務員として活躍している。
頑張る原動力となったイジメの首謀者だった山田にはある意味感謝してもいいのかもしれない。せっかく俺の病院に来てくれたことだし、お礼してあげないと。