その日以来、由(よし)のことが気になり始めました。
修学旅行でみた由の股間を思い出し、大きかったなぁとか
いろいろと考えてしまいました。
しばらく経ち、彼女から別れて欲しいといわれました。
理由は知っていました。彼女の憧れの先輩と上手くいったみたいです。
自分が彼女に告白して好きな先輩が居るからと断られたのを、
押しに押して落とした彼女。もし、先輩が振り向いてくれたら
さると別れるよって最初に宣言されてそれを覚悟で付き合ってたので
きっぱり身を引きました。彼女と先輩と俺は同じ中学で先輩のことも
知っていた。三人は全然違う高校に進んだ。先輩はスポーツ系高校、
俺は進学高、彼女は女子高。会うこともないのできっぱり忘れることが出来た。
その心の隙間に由が浮かんできた・・・。
まもなく、期末試験に向けて部活動停止期間が訪れ、僕らは
放課後残って、図書館などで勉強をする日々が続いた。
『さる!今日さぁ一緒に勉強せぇへん?』
『何で大阪弁じゃぁ!!ちゃきちゃきの江戸っ子のクセに!!』
『ええやん!お前英語得意やん!俺、数学学年トップやん!
お互い苦手な所教えあおうや!!』
『そうだな~』
『じゃぁ俺んちに来いよ!今日、俺んちの親いねぇんよ!』
『知ってるよ!それにしても変な関西弁!!
あれ?姉ちゃんと兄ちゃんは?』
『姉ちゃん先月、結婚して家出たよ~兄ちゃんは今週夜勤だもん!』
『じゃぁ行くか・・・』
さっそく俺は親に電話をして、由の家に向かい家に入ると、
『うわっ!おっまえの部屋きったね~整頓しろよ~
人を家に誘うならさぁ~俺の部屋みたい・・・』
『ははっはははははは』
結構長い間、二人で勉強したらかずが来た。
時計は8時頃
『ごめんごめん!塾でのテストの点が悪くて残され1時間遅れた~
腹減ったべ??かぁちゃんが持ってけって~』
ここで解説~
由の家は商店街会長で自分の住んでる町の商店街を
取り仕切っている。
かずの家はその商店街の惣菜屋で売れ残りを差し入れてくれた。
俺んちはクリーニング屋です。3人は保育園から一緒の
幼なじみです。実はこの時商店街の店主を集めた温泉旅行の日、
俺んちもかずの家も母ちゃんが残って営業してるが、
会長のうちは夫婦揃って参加してるって訳~
で、飯をかっくらい!1人ずつ風呂に入って、勉強を再開!
しかし、さっきとは違う状況・・・それはみんなパンツ一丁
俺は、由のもそうだしかずののも気になっていた・・・。
『とりあえず、今日は終わりにしてTVでもみようぜ!』
そう言ったのは由だった。