東京の売り専で働いた体験談㉞

ウリセンボーイと3P　2
　ようやく富澤さんとシュンくんがシャワーから出てくると、
「おっ、仲良くヤってるようだな」
　と富澤さんは呑気なことを言ってくる。
「シュンも混ざりなさい」
　その一言で、ベッドの上は俺とリョウタくんとシュンくんの３人になる。
（こ、これって3Pか……でも3Pってどうやればいいんだろう？）
　俺は3Pの経験がないので戸惑ってしまう。とりあえず３人で触りあったり愛撫をする。
　そんな心配をよそに富澤さんはデジカメを取り出し、以前のように写真を撮りはじめる。
　3Pの難しいところは、奇数だからひとり余ってしまうところだろう。変に気を使ってしまう俺は、誰かが余らないように考えつつ動いた。
　ひとまずリョウタくんを仰向けに寝そべらせ、俺はリョウタくんにキスをしたり乳首を舐めたりして上半身担当になることにした。ショウくんは下半身を担当してもらい、フェラをする。しばらくふたりでリョウタくんを攻め続けていると、富澤さんが指示をする。
「じゃあ……アツヤはリョウタに入れて」
　えぇっ!?　俺がこの体育会系のリョウタくんに入れる？　どう見てもタチウケ逆に見えるだろう。リョウタくんの掘られる姿が見たいのだろうか。
「シュンはこっちに来て俺のをしゃぶりなさい」 　シュンくんはベッドから降りて、椅子に座る富澤さんにフェラを始める。
（緊張するなあ。人が見てる前で入れるなんて……リョウタくんバックできるのかな？）
　さっきからリョウタくんは無表情で何を考えているかわからない。とりあえず俺はコンドームをつけて、ローションをつける。リョウタくんのアナルにも指を数本入れてほぐす。ノンケっぽいとはいえ、ケツは使い込んでいるせいか柔らかい。
（よし。入れるぞ……）
　ゆっくりとリョウタくんの中に侵入させていく。痛くないだろうか？　相変わらず無表情だが、平気ということだろう。
　全部入ったとき、俺はその気持ちよさに驚いた。
（これって、これって……トロマンってやつ？）
　トロマンとは「トロトロになったケツマンコ」の略で、溶けてしまいそうなくらいトロトロになったアナルのことである。もちろんその単語は知っていたが、実際にトロマンがどういうものかはわからなかった。トロトロとは単なるイメージのことかと思っていた。
　しかし俺は初めてトロマンというのを経験で理解した。本当に存在するとは。
「あぁ…っ、気持ちいい……」
　思わず声を出してしまう。トロマンマジ気持ちいいっスとも言いたかったが、似合わないだろう。